金が全ての世の中では

私が受験生の頃は頭のいい苦学生が有名国立大学へ多く入っていたが、今の名のある大学へは金持ちの子息が多く入っているそうである。
奇しくも今日は大学入試センター試験があったようだ。頑張った学生全員が明るい春を迎えて欲しいが、金がなければいい幼稚園・小学校・中学・高校と進めず、努力だけではお金持ちの子にかてないような世界を経験するというのは残念であり不公平であると思う。
政治家の世界も一緒である。世襲議員は昔からいたがお金があっていい大学へ入って親の地盤・看板を引き継いで議員になる人が多すぎるような気がする。
苦労を知らない人が政治を語っても大多数である平民の気持ちはわかるはずもない。
57年ぶりに「給油法案」が参議院で否決されたのに衆議院で再可決されて成立した。
法律は法律であるから従うのは当然であるが、ここは参議院のあり方をもういちど考えるべきではないだろうか。日本は二院制を取っている。これは参議院議員の構成はウイキペディアによると「少数民族であったり、各地方の利害であったりする。社会が複数の民族から構成される場合や、異なる言語集団から構成される場合は特に重要となる。したがって、上院に相当する議院の選出メカニズムは下院に相当する議院とは異なっていなければならない」とある。今の参議院はそうなっているのであろうか?衆議院議員と同じ階級・考え方の人たちがなっているような気がする。どの政党にも属さない純粋に国民の小さな意見を代表する人たちがなるべきであろう。そうはなっていない。金を使ってなっているだけの議員が多すぎるようだ。
是非、参議院のあり方をもういちど考え直すべきであろう。そうでなければ今回の参議院での否決があったことの意義が何もなくなってしまう。